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■ 2019/09/07 (土)  片道勇者ノベル発売決定! ■
【片道勇者ノベル発売決定!】

ということで、ようやく発表となりました!
『片道勇者』のノベライズが10月5日、発売(予定)となります!




片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄
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\1,540(税込)

私は監修で、執筆してくださったのは紅仗直(くじょうなお)さまという方、
イラストレーターは『片道勇者TRPG』に引き続きモタさまとなります!

上の落書きでも分かるかもしれませんが、
キャラクターデザインはTRPG版のものが踏襲されます。



【内容の方向性は?】

肝心の内容についてですが、まずライトノベルの棚にあっても
すごくライトな内容というわけではありません!
一部Web小説みたいに早期から主人公がケタ外れに強くて
安心感たっぷりのイケイケストーリーが展開される感じではない、
という意味で!

このノベライズでは主人公や仲間は強いながらもときどきシクりますし、
ダメージもちゃんと受けます!
なんだこの説明。

言い直すと、『片道勇者』のゲームらしくときどき失敗したり、
たまにひどい目にあったり、人間ドラマに最低限必要な
かすかな心のすれ違いが発生しながらも割とすぐ仲直りしつつ、
徐々に前進していく感じの内容となっております。

「(やっていい描写的に)『片道勇者開発記』の
サイドストーリーみたいな感じまでなら、
お客さんの層的にもたぶん大丈夫ですよ!」

と著者さまに最初にお伝えしたのもあり、
雰囲気としてはサイドストーリーくらいの配分で

「基本はまじめ、ときどきお気楽、ごく一部にダーク風味あり、後味さわやか」

という風に描かれていると考えてくださればいいのかなと思います。
私が書くような内容が好きな人には、
ざっくりおすすめできるのではないでしょうか。



【品質はどうか?】

内容や品質については、私の主観では
「これは面白いですよ!」と素直に言ってしまえるくらいには
他の方にも納得しやすそうな良クオリティではないかと感じています。

「監修」として、品質管理の面で特に意識した点を以下に列挙します。


<キャラクターの再現性は確保したかった>

監修の立場として、キャラクターの再現性だけは絶対に確保しようと思ったので
「XXはこんなこと言わねえ!」みたいな部分を見つけたら
めちゃめちゃビシバシ口出しさせていただきました。

(といっても、実際はライターさんがかなり優秀で
初稿の段階で90%以上セリフの意味がバッチリ合ってたので、
こんなツッコミ方をした部分はほぼなかったんですけれどね)

もちろん、「口調」も含めてセリフの一つ一つまで
細かくチェックして指摘を入れさせていただいておりますので、
厳しい目で見ても、原作と比較してのキャラクターの違和感は
ほとんどないんじゃないかなと思います。

ただ小説としての文体的な都合で、
セリフがお堅い感じがするところだけは許してください!



<仲間キャラは「全員好きになれそうな感じに
描いてほしい」と伝えた>


近年のゲームシナリオライターさんは、大なり小なり
「読む人にキャラクターを好きになってもらう」お話を書くのが
仕事になりやすいはずです。
その前提で、私は最初に著者さまに
「メインの仲間キャラは全員好きになれる感じに描写してください!」
とお願いしました。

最終的に、全体にわたってほぼ完璧に
そのオーダー通りに書いてくださっているので、
特定のキャラの株が大きく下がるような展開はありません。
そういった点は、まず安心してください。

何か気になりそうなところがあるとしてもせいぜい、
豪傑ぞろいの中でネムリだけほぼ一般人なために、初陣でファンブルしたり、
原作の都合でストーリーが進むと体調を崩す場面があって
かすかな足手まとい感が出てる程度かなと思います。
(ゲーム内だと、ネムリの調子が悪そうでも特にデータ上のペナルティは
発生しませんが、自然に考えたらそりゃ色々問題が出ますよね)



<私が思いつく程度の配慮は全部言った>

上記以外にも、
「情報的にこういうシーンもある方が分かりやすくていいんじゃないスか?」
「これ入れるのは、これこれこういう理由でヤバくないッスか?」
など私が思いつく程度の配慮や思いつきは全部ご提案しましたし、
著者さまも大小かかわらずそれらをほぼ全部反映してくださっているので、
方向性としてはほぼ私の好みに近いものになっていると思います。

というか、「監修」ってもっと口出しする場所が少なくて、
ある意味で投げっぱなしにできるのかと最初は思っていたんですよ!
ですが、優秀な編集さまが細かい単位で確認できる体制を
ととのえてくださっていたおかげで、思ったより楽はできませんでした。
でもその分だけ、私の成分もしっかり含有されています。

もちろん著者の方は、めっちゃいっぱい書いては
めっちゃ捨ててブラッシュアップしまくってるでしょうから、
苦労は私の比ではないでしょう。

著者の人も監修にこんなに口出しされてイヤだったんじゃないかな……
と内心思っていたのですが、直接お話をしてみたところ、
どうやら著者の紅仗直さまはシナリオ監修のお仕事もされていたらしく
「監修側が何か言いたくなるときの気持ち」がよく分かる方だったようです。
道理でホイホイとご提案を取り入れてくださったわけです!

おかげさまで仕事自体はすごくやりやすかったですし
ご提案のしがいもありました。
私が新しく書いた資料やコメントなど全部合わせたら
それだけで9~10万文字分くらいになってましたからね!
本にしたらそれだけで200ページ分くらいありますよ!



<原作は超えているか?>

お話の範囲としては、「無印版」にプラス版要素を
ちょっと足したくらいの展開やデータをカバーした内容となっております。
その点はあらかじめご了承ください。

一方で『片道勇者』世界に対する掘り下げは私でも感心するレベルです!
著者さまは私が思いつかなかった深いところまで
片道世界内で起こりうる「可能性」を模索してくださっていて、
ノベライズは原作の流れをただなぞっただけの物語では終わりません。

原作者の私でも納得できる自然な掘り下げの、
ちょっと驚きの展開も繰り広げられますので、
そういった部分もぜひご期待ください!



ということで、こういった感じの内容でよければ、
片道勇者ノベルはすでにご予約が可能ですので、欲しい方はよければお早めに!
予約がないとAmazonさんも発注してくれなさそうですからね。


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